新入生へ

新入生の皆さん、入学おめでとうございます。アメリカンフットボール部で監督をしております、田島と申します。

 さて、大学生になりました。多くの人にとっては、社会に出る前の最後の4年間を迎えます。この4年間をどのように使い、どう成長するかは大きな選択です。高校までと違い、大学では自分のやるべきことを指示してくれる人はいません。全て、自分の選択で自分の道を切り開いていくのが大学です。

肝心なのは、卒業後に社会に出るという事実です。これに目を背けては、ただただ、無駄に4年間を過ごしただけになります。「大学4年間で私は〇〇をやりました」と胸を張って言いたいですよね。さぁ、ではこの4年間をどう過ごしましょうか。

話は変わりますが、アメリカンフットボール部MASTIFFSは昨年、無事、関東1部リーグに復帰しました。スポーツ推薦の選手を多く獲得する私立大学に混じっての、堂々の1部奪還であり、支援いただいているスポンサーさんたちからは「来年以降も全力で支援させていただきます。」との言葉をもらいました。我々は所詮大学のいち部活動であり、各企業さんに大きなメリットを返すことができたとは思えません。それなのに何故、先のような温かい言葉を頂戴できるのでしょうか。

一概に言うことは出来ませんが、間違いなく言えることは「全力で目標を成し遂げようとする若者には社会を魅了する力がある」ということでしょう。私にも小学生の息子たちがいますが、彼らが徒競走で1位になりたいと言い、必死に練習する姿を見ると、手伝ってあげようと思います。これを家族と言う関係性でなく、社会というフィールドで実施しているのがMASTIFFSという組織です。

大学の部活動が社会をフィールドにすることは容易ではないと思います。しかし我々は自分たちで一般社団法人を設立し、多くのOB・OGの力を借りながら社会に開かれた組織となりました。結果、大学本体をはじめ、各スポンサーさんから多くの協力を得ることができています。こうした組織に自分の身を置くことで、これまでとは別の成長が待っています。

新入生の皆さんも、「目標」を掲げたことがあると思います。為すことができた、できなかった、どちらの経験もあるかと思いますが、その目標をどのようにして達成するか。これを追求し続けているのが我々MASTIFFSという組織です。そうした組織に所属し、社会を魅了する人間へと成長してみませんか。3年後、志望する組織の面接官の前で自信をもって「成長」を伝えることができるはずです。

グラウンドでお話しできる日を、心からお待ちしています。