【MASTIFFS ’21 Last essay#19】

RB#41 布村侑飛
圧倒

(記 2021/10/18)

ラストエッセイを書くにあたり、自分はあまり文章を書くのが得意ではないので4年間の印象的な出来事を書いていこうと思います。

高校3年生のときに部活の友達と筋トレにはまり、「大学でも筋トレがしたい」と心を躍らせながら正門をくぐりました。1番最初にアメフト部からの勧誘を受け、「筋トレできるし強いしいいじゃん」という甘い考えと新歓のその場のノリで入部してしまいました。もちろん当時はすぐに後悔しましたが今では良い判断だったと思います。

1年生の上半期ではアメフトをするモチベーションになれなくて、週に1回か2回しか練習にいかず、ずっと部活を辞めようかと考えていました。しかし退部しなかったのはRB・QBの面白く個性豊かな先輩方と同期のおかげです。練習は面白くなくても行きたくなれました。ありがとうございます。1年の下半期では試合で大活躍するRBの先輩の姿を目の当たりにし、アメフトのかっこよさを教わりました。それから、その先輩を超えることが目標になりました。

2年生になり初めての春オープン戦を迎え試合に出させてもらえるようになりました。しかし、憧れの先輩のような活躍ができず自分の無力さを痛感しました。そのうえ今年度のOffenseのウィークポイントはRBだと言われ、見返してやると心に誓い日々の練習に取り組みました。秋リーグ戦が始まりチームが4連勝し、試合にも少し出させてもらえるようになりました。練習の甲斐もあり勝利に貢献でき、自分の現状に満足してしまっていました。しかし、迎えた第5節の桜美林大学戦でいかに自分がレベルの低い場所にいるのか気づかされました。相手の大きさに完全に圧倒され、ゴール前数ヤードのプレーで減速してタックルされたことは悔しすぎて今でも覚えています。そのうえ、その試合で脳震盪になり第6節の日本大学戦はサイドラインで眺めることしかできず、悔しさの残るシーズンとなりました。

この悔しさは3年生の慶應義塾大学戦でより大きくなりました。自分の実力が相手にほとんど通用せず、自分はまだまだTOP8には届いていないことを痛感させられました。

月日が流れ、ラストシーズンとなりました。この悔しさを晴らすことができる最後のチャンスです。

「#70の背中をめがけて走れば間違いない」

この言葉を信じ、仲間と共に試合会場で相手を完全に圧倒します。

最後になりますがこれまでMASTIFFSをご支援いただいた皆様にこの場をお借りして感謝申し上げます。今後ともMASTIFFSへの変わらぬご支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします。