
TE#89 戸田悠太郎
感謝
(記:2022/10/06)
常日頃からチームへのご支援、ご声援をくださっている後援会、OB・OGの皆様のおかげで集中できる環境で練習に取り組めております。この場を借りて感謝を申し上げます。
私はチームを引っ張る4年生だと胸を張って言い切れるような4年間を過ごしてきたわけではありません。この文章を書くにあたり、どのようなことを書くべきか、また書いてよいのか大変悩みましたが、何度も立ち止まりながらも部活を続けてきたことについて少し書ければと思います。
私は弟がアメフトをやっていたこともあり、多少興味のあったアメフト部に入部しました。魅力的な先輩方に囲まれ、部活でも学業でも充実した1年目が過ごせたように思えます。2年目はコロナが流行したこともあり、活動できない期間が続きました。この期間になぜ部活をやっているのかわからなくなり、かなり部活から心が離れました。また、素晴らしい先輩方と自分とのレベルの差を徐々に実感し、練習が嫌になることも多くありました。しかし、仲間と顔を合わせて部活をすることはやはり楽しく、アメフトのつらさがわかると同時に楽しさも味わうことができました。3年目には、長い間部活に行かない期間が続きました。精神的にバランスを崩したこと・自分自身の成長を感じられなかったことが原因です。このまま部活を続けても自分はチームに貢献できないどころか、何も得られないまま4年間を過ごしてしまうのではないかと思い退部も考えました。退部はしないが、部活にも行かないという中途半端な期間を過ごすなかで何事にも身が入らず、大きな心残りを部活に対して抱えている自分に気づきました。同期や先輩方からも声をかけていただいたこともあり、自分にできるなかで何かを返そうと部活に戻ってくることができました。戻ってきたときに様々思うことがあったであろうに黙って受け入れてくれた同期と後輩には感謝してもしきれません。最後の1年間を改めてこのチームで過ごす機会を与えてくれてありがとうございます。
後輩の皆さんも様々苦しんでいることや悩んでいることがあるかと思います。1人で抱えきれなくなったときには仲間を頼ることを考えてください。皆さんには頼れる仲間が近くにたくさんいます。これほど素晴らしい環境はなかなか大学生活で見つけることはできません。続ける自信がなくなったときには私のことを思い出してもらって、あんな先輩でも部活を続けられたのだと自分のことを励ましてください。
Freshman chiefとして1年生の成長には日々驚かされるばかりでした。皆さんの成長が何よりの喜びであり、楽しみでもありました。今年度は特に試合に出場する1年生が多く、あっという間にFundamentalを教える機会も減っていきましたが、驚くほどの成長を見せてくれました。また、選手登録をしていない1年生も積極的にWeightトレーニングやFundamentalに取り組み、腐ることなく練習してくれました。1年生同士でも練習が分かれてしまうことが多く、様々な思いを抱かせたかと思います。今年度のその思いは来年度必ず成長に繋げてほしいと思います。スタッフもあっという間に部に馴染み、先輩に臆することなく率直な意見をぶつけている様子が見られ嬉しく思います。皆さんが4年生になったときどのような姿になっているのか本当に楽しみです。
4年間黙って支えてくれた両親もありがとう。様子がおかしい時でも深くは追及せず、見守ってくれてありがとうございました。
本当に恵まれた同期に出会えました。かなり迷惑をかけた部分が多かったにもかかわらず、4年生の1人として扱ってくれてありがとうございました。同期が同期でなかったら続けられなかったと思います。本当にありがとう。