【Last Essay’23 #3】WR #81 大和田滉樹
アメフトが好きだから
記:2023/11/03
小学2年生から高校卒業まで続けた大好きなサッカーを大学でもするのだと思っていました。
ですが、大学に入って新しいことをしたいと思い始め、自分からアメフト部の練習見学に参加し、当時の先輩たちの熱い姿を見てアメフト部に入部を決めました。入部したての頃はアメフトが楽しく、練習がとても楽しみでした。スクリメージなどでボールをキャッチすると嬉しいし、コーチや先輩からアメフトについて教えてもらうともっとアメフトを知りたいと思いました。気がつけばすぐに、アメフトのことが大好きになっていました。
このまま練習するのが楽しいと思いながら引退するのかと思いましたが、そんなことはありませんでした。3年生春の神戸大学戦、Offenseの2プレー目に自分がFumble lostをしてしまい、それが原因で大敗を喫してしまいました。Offense Backsはチーム全員の思いが乗っているボールを運んでいる、そのときに初めて自分のしているポジションの責任の重さを痛感しました。
それからも大きな怪我はしなかったものの、技術的に成長することができず、チーム内での孤独感を感じグラウンドに足を運ぶのがきついと感じた日もありました。
しかし、そのようなときを乗り越え、今こうしてグラウンドで毎日練習をして、勝つか負けるかわからないワクワクする試合を迎えることができているのは、入部時から持っているアメフトが好きだという気持ちのおかげです。アメフトが好きという気持ちさえあれば、辛いことがあってもグラウンドに行くことができました。
4年生では勧誘チーフも経験しました。うまくいかないこともありましたが、55期の皆が沢山入部してくれたことは本当に嬉しかったです。55期の皆はとても大切な存在です。皆がこれから成長してどんな4年生になるのか、今からとても楽しみです。
MASTIFFSの今後を左右するであろう今シーズン。MASTIFFSの過去を知れば知るほど重圧を感じますが、今では最終節までの全試合が楽しみという気持ちの方が大きいです。このチームなら勝てると胸を張って言えます。
伝統あるこのオレンジのユニフォームを着て戦えることに喜びと誇りを持ってこれからの試合に臨みたい。
楽しいことも苦しいこともすべてを共にした仲間と笑顔で最後を迎えたい。
その思いを胸に、残り短い期間ではありますが、最後まで全力で駆け抜けます。