【Last Essay’24 #14】LB/K/P#23 黒田遼太郎
「無駄」
記 2024.11.30
振り返ると本当に恵まれた4年間だった。
LB/Kという自分のやりたいことを最初から最後までさせていただいた。
相手を地面に引き倒し、仲間とともに群がる瞬間は何にも代えがたい快感である。
Kickerとして当たり前を遂行していくことは、何よりも達成感がある。
大きな怪我もせず試合に出て、東京ドームにも立たせていただいた。
先輩に憧れ、がむしゃらに進んできた。常に体をグラウンドに運んで、最後まで練習した。
たくさんの後輩が入ってくれた。
ノートを最初から最後まで細かくとって頭に叩き込んだり、upから大きな声を出し続けたり、誰よりも早くチームの準備をしたり、時間ギリギリまで努力し続けたり、各々ができる努力をチームのために尽くしている。4年生になって後輩に支えられていることを強く実感した。
たくさんの人に支えていただいた。
MASTIFFSを日頃から応援してくださる、後援会やOB・OG、ファンクラブ、法人、スポンサーの皆様のお力をお借りして、フィールドに立てることを心より感謝申し上げます。
そして、会場まで来てくれたり、心配をかけていても応援し続けてくれる家族にも感謝したい。
大学スポーツはとても不思議な存在だと思う。
何をしてもよい大学生活で、わざわざ自分で選んで、多くの時間を費やす。
打算的な人もいるだろうが、ほとんどの人が憧れや衝動で所属し、時に苦しむ。
なぜ大学生にもなって「無駄」なことをしているのか、と言われたこともある。
たしかに、いくら努力してもプロ選手になるわけでもなく、直接的には何に生かせるわけでもない。
大学生活として効率的でないと考える人もいるだろう。
MASTIFFSは「無駄」である。
しかし、「無駄」こそ面白く、楽しく、かけがえのないものである。
たくさんの「無駄」に恵まれた4年間を過ごせたことを感謝したい。