【MASTIFFS ’20 Last essay#10】

LB#54 藤田昌孝
最後のシーズン、最高の仲間と最高の結果を

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先輩に「経験者がたくさんいる私立のチームにも、初心者だらけのチームで勝てる。」と言われ心が大きく動き、MASTIFFSに入部しました。今思えば、すごく単純な新入生であったかもしれません。実際に先輩たちが私立の大学を倒していく姿に憧れを抱き、試合に出て活躍をしたいと思いました。

私がアメフトを面白く感じ始めたのは2年生の秋シーズンでした。それまでは自分の役割だけを覚えており、他のDefenseのPositionの動きや考えなどをほとんど知らないままプレーしていました。DLの動き方や守るHoleなど他のPositionのことを知り、自分がなぜその動きをするべきなのかが分かったことでアメフトのシステマチックな部分に興味を持ちました。OffenseのプレーやDefenseのSignなどについていろいろ考え始めるようになり、どんどんアメフトへと惹き込まれていきました。

秋リーグ戦に出場させてもらえるようになり、チームとして勝つことの嬉しさ、そしてシーズンを通してあまり活躍することができず、自分の不甲斐なさ、実力不足を痛感しました。しかし、TOP8昇格を目指し、秋リーグ戦で一試合一試合勝っていくことは、とても楽しかったです。Offense・Defense・Kickのすべての力を合わせて接戦を制したときの喜びは今でも忘れられません。

今年度は新型コロナの影響で昇格することのできないシーズンとなってしまいました。私たちの最後のシーズンが昇格もなく、例年に比べ半分の試合数で終わってしまうことに寂しさを感じてしまいます。ですが、これまで4年間一緒に頑張ってきた同期のみんなとの最後の1年を、この状況下でも最高の1年にしたいと思っています。

この4年間、苦しいことや辛いこと、涙を流すこともありましたが、それでも辞めずに頑張ってこられたのは、優しい先輩、優秀な後輩、頼れる同期たちのおかげだと思います。前節の明治学院大学戦は引き分けになってしまいましたが、まだ新たな目標である『BIG8優勝』への道は閉ざされていません。私たち4年生が同期や後輩と一緒にアメフトをできる日々は残りわずかですが『熱く戦い、熱くやりきる』姿を見せたいと思います。

最後になりますが、日頃よりMASTIFFSを応援してくださる皆様に感謝申し上げます。いつもスタンドのご声援から、元気を貰っていました。今年度はスタンドと共に戦うことはできませんが、今後ともMASTIFFSへのご支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします。