2月28日に頭頸部外傷セミナーが開催されました。今回はセミナーのご紹介をします。
実施内容
今回は頭頸部外傷について学びました。永山コーチからは医学的知見に基づき、頭部外傷のなかでも特に脳震盪について詳しくお話しいただきました。脳震盪が起きた時の対応や予防などについて選手・スタッフ共に学ぶことができました。また実例に基づいて永山コーチからアドバイスをいただき、改めて今後安全に活動するために振り返りをしました。セミナー後半には田島ヘッドコーチからルールに基づいて、安全な当たり方などについてお話をしていただきました。実際の例をクイズ形式で学び、ルール上やってはいけないことを再確認しました。
コーチプロフィール
永山 陽奈子(MASTIFFS41期トレーナー)
勤務先:仙台大学体育学部助手/アスレティックトレーナー
資格:BOC-ATC
(米国アスレティックトレーナー資格認定委員会公認アスレティックトレーナー)
横浜国立大学卒業後にアメリカの大学に留学し、アスレティックトレーニングについて学びました。
主催者コメント
マネジメントボード 若松弘朗
MASTIFFSの持続的な成長のために昨年度組織されたマネジメントボード(以下、MB)の役割の一つとして、安全対策を掲げております。主にアメフトによる重大事故の防止と組織としてのコンプライアンス徹底を目的としており、今回はその一環として、フィジカル面での事故防止のため、頭頸部外傷に関するセミナーを実施しました。チームの卒業生で、米国の大学へアスレティックトレーナーとして留学およびカレッジスポーツの帯同経験もある永山コーチに専門的な見解も踏まえ講義いただきました。特に脳震盪は本場のNFLでも度々話題となる、アメフトにおいて重要なトピックスですので、知識の習得だけでなく、現場の意見や体験談なども聞けた充実したセミナーとなりました。今後もMASTIFFS MBは、このような企画を通じて、チームの成長とトップレベルへの挑戦のための安全な環境づくりをサポートしていきます。
参加者コメント
新4年RB#41 布村侑飛
この度はセミナーを開いていただき、ありがとうございました。実際に脳震盪が原因で体を動かせなくなった方の映像などを見て、改めて脳震盪の怖さを確認できました。今後もチームメイトと一緒にアメフトをやっていくためにも、今回学んだことを忘れずに、アメフトを楽しんでやっていこうと思います。
新3年TR 土合恵
緊急時では知識がある人が多いほど、正確で迅速な対応ができると思うので、部全体で学ぶ機会を設けていただいたことに感謝しています。
頭頸部外傷について選手自身にも知ってもらうことで、TRが症状に気づける確率も上がるので、とても良い機会だったと思います。
セミナーでは、NFL試合時の実際の映像や選手の実体験を交えた説明もあり、理解しやすかったですし、頭頸部外傷のリスクは他人事ではないと強く実感しました。
TRとして、選手の怪我を極力減らせるように、また怪我後も正しい手順を踏んで復帰させられるように、今回のセミナーで学んだことを活かしていきたいです。