
「憧れを追って」
記 2025.08.27
アメリカンフットボール部に入部を決意したのは、54期の中でも1番遅かった。それだけ自分にこのスポーツを4年間やり通せるのか自信がなかったが、それ以上に先輩たちの人柄に魅力を感じ、入部することを決めた。
入部してすぐに自分の覚悟は甘いことを思い知らされた。才能と体格に恵まれた同期はすでに試合に出場している人も多かった。1on1で目の前に立つ先輩の壁はとても高く、勝負にすらならなかった。そんなチームメイトを優に上回るTOP8のチーム。今思えば、1番苦しい時期であったが、それでも戦い続けるみんなの姿に追いつけるよう必死に練習を続けた。
学年が一つ上がり、初めての後輩ができた。ついに自分も教える側に回るのかと思ったが、そう簡単にはいかなかった。実際は後輩の成長に追いつかれないように必死だった。この頃から少しずつ試合に出るようになってきたが、それはむしろ自分に実力のなさを突きつけてきた。迎えた下の入替戦、私は試合のほとんどをサイドラインから見ていた。試合に出たいと思う反面、出たところで何も変えられない自分に腹が立った。試合終了後の相手が喜ぶ姿が強烈に目に焼き付いた。そして何より、自分よりも多くフィールド上にたち、悔しさを爆発させる選手の姿は、自分よりも輝いて見えた。
3年生になってスターターとして試合に出ることも多くなった。2部の舞台で戦うことになったものの、前年の悔しさをバネに練習に打ち込んだ。気合い十分に秋シーズンを迎えようとしていた。しかし、シーズン直前にその思いは怪我によって阻まれた。なんとか入替戦に間に合ったが、満足のいくシーズンとは言い難かった。
そしていよいよ、4年の秋シーズンが始まる。チームを引っ張る先輩達、そして自分よりもアメフトの上手い同期達の背中を追い続けて、遂にここまでやって来た。ふと思い浮かぶのは今までの「4年生」達。どんなシーズンであれ、卒業していく彼らは確かに格好良く、「ああなりたい」と思う憧れの姿であった。そんな姿に少しでも近づくために、私は最後の最後まで彼らの、憧れの背中を追い続けたいと思う。
最後になりましたが、OB・OG、後援会、ファンクラブ、スポンサーの皆様におかれましては、日頃より多大なるご支援・ご声援を賜りまして誠にありがとうございます。そして何よりこの道を選んだ自分を何も否定することなく受け入れてくれた両親には、本当に感謝しています。この秋シーズン我々は最後まで諦めることなく戦い抜きますので、どうか最後まで、応援をよろしくお願いします。